現在(2025年秋)はランチを休止中とのことで、ディナータイムにお邪魔しました。靴を脱いで上がるスタイルで、掘りごたつ席とカウンターがありトータルでは20席ほど。店主は三線の名手だそうで、場が温まってきた頃合いを見計らって演奏してくれることもあるそうです。
ゲストの殆どが注文する「ゆうぐれセット」は1,800円。小鉢が3つにその日のオススメ料理が1品、ドリンクが3杯付いて1,800円。何をどうしたらこの価格を実現できるのか規定外の費用対効果の高さです。追加のドリンクも1杯500円を切るという良心的な価格設定。
「ゆうぐれセット」のツマミの部なのですが、期待以上の豪華さで腰を抜かしました。この日のツマミは鶏天なのですが、このまま一品料理として提供できる質および量であり大優勝。小鉢についてもどこが小鉢やねんというボリューム感であり、とりわけゴーヤとナスの天ぷらが美味しかったです。
追加で注文した「馬刺しにんにくポン酢」。上質な赤身からあふれる濃厚な旨味と甘みが持ち味で、このポテンシャルを最大限に引き出すのが、すりおろしたにんにくの鮮烈な風味。ガツンとくる香りが馬肉の繊細な甘みを際立たせ、食欲をそそる力強いアクセントを加えます。量もたっぷりで、これだけ馬刺しを食べて700円で済むのは日本ではここだけかもしれない。
以上を食べ、酒を3杯飲んでお会計は2,500円。くどいようですが、何をどうしたらこの価格を実現できるのか規定外の費用対効果の高さです。牧志の「川かみ鮮魚 魚坊 (イユボウ)」のせんべろセットも衝撃的でしたが、当店はその上を行く満足度。近所に住んでいたならば鬼リピ確定。事前に予約をすればお任せ料理と飲み放題のプランでも対応してくれるとのこと。日常はささやかな奇跡でできており、至る所に笑顔の花が咲いている。ツイート
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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。
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