神里そば(かんざとそば)/泉崎(那覇)

2023年3月に開業した「神里そば(かんざとそば)」。恒例行事の「沖縄そばスタンプラリー」(2023年10月1日〜2024年2月29日)に参加したことにより、ニューカマーとして認知されるようになりました。場所は那覇市役所や旭橋駅、県庁前駅、バスターミナルから近く、国際通りからも徒歩圏内です。
店内はオープンキッチンに面したカウンター席と、いくつかのテーブル席で構成されており、ひとり客からグループまで対応可能です 。官庁街に位置しているためお邪魔するタイミングが重要で、オフィスワーカーのピークタイムを避けるため、開店直後の11:00、もしくはピークを過ぎた13:00以降の訪問が賢明でしょう。クレカやQRコード決済が利用できるのは、沖縄のそば屋としては珍しい。
私は「軟骨ソーキそば」の中サイズに「半カレーセット」をお願いしました。「半カレーセット」は300円の追加料金で中々のサイズのカレーライスとモズク酢が付いてお値打ち。また、そばは100円の追加料金で麺が倍量となります。
軟骨ソーキは長時間煮込むことで肉が箸でほぐれるほど柔らかく、軟骨はちゅるちゅるきゅるきゅるぷーるぷるに。調味は控えめで醤油や黒糖のクドさは感じず、品の良いお出汁にサラっと溶け込みます。また、スタッフに声をかければ無料トッピングのフーチバー(ニガヨモギ)も用意してくれます。
そばは自家製麺で中太のストレートタイプ。滑らかな口当たりがありつつ、ほどよくモチモチとコシがある。また、スープは豚骨と鰹出汁を合わせた沖縄そばの王道を行くスタイルですあり、特に鰹の風味が前面に出ており、キリっとした酸味とすっきりとした後味が特長的。
「半カレーセット」にはモズク酢もつきます。程よく酸味と甘味が感じられ、軟骨ソーキ色に染まった口腔内をサラリとリセットしてくれました。
予期せぬスターの「半カレー」。濃厚でとろみのある欧風煮込み系カレーであり、スパイス系のカレーが幅を利かせている那覇においては一周まわって斬新に感じました。どこか懐かしさを感じさせる定番の味わいであり、このカレーを苦手だという日本人はまず居ないでしょう。
以上を食べて1,150円。麺もカレーもしっかり食べて、すっかり血糖値スパイクです。また、そば以外の定食類も充実しており、毎日通っても飽きさせない工夫が凝らされています。次回は「沖縄ちゃんぽん」を注文してみようかな。沖縄の「ちゃんぽん」は内地のそれとは一味違うのだ。ククク。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。