Tiisch(ティーシュ)/パース(オーストラリア)

パースの中心地(CBD)に位置する「Tiisch(ティーシュ)」。ヒルトンの朝食があまりに酷かったので、さっさと見切りをつけて近場のカフェをグーグルマップで見つけてお邪魔しました。とは言えアドリブで来た割に地元民に人気のお店のようで私嬉しい。
白を基調とした明るい店内。高い天井とむき出しの白いダクトがインダストリアルな印象を与えつつ、そこから吊るされた緑の植物が空間に温かみを添えています。大きな窓から自然光が差し込む開放的な空間には木製のテーブル席と白い椅子がゆったりと配置されています。
まずはビッグサイズのフラットホワイトで人心地つきます。フラットホワイトとはオーストラリア発のエスプレッソベースのコーヒーで、カプチーノより泡が少なく、ラテよりエスプレッソの風味が強い。オーストラリアのコーヒーって何でこんなに美味しいんだろう。
スーパーフードサラダ。甘いローストキャロットとビーツ、スモーキーでクリーミーなババガヌーシュ、ほろ苦いアスパラガス、香ばしいキヌアが特徴的。カプシカムドレッシングでサッパリとまとめ、甘みとコク、フレッシュさが調和しています。7ドルでチキンを追加し、タンパク質もバッチリだ。
こちらは「マッシュルーム・オン・トースト」。酸味のあるトーストにリコッタチーズ、ガーリックバターで炒めたミックスマッシュルーム、クリスピーなエシャロットをトッピングしています。キノコ特有の旨味とジューシーさが際立ちます。
以上の料理を2人でシェアして合計6千円強。料理も飲み物も日本の倍量あることを考えれば悪くない価格設定です。時折「オーストラリアの物価は高すぎ!」と発狂している日本人がいますが、栄養価を考えれば妥当な価格設定でしょう。日本人は炭水化物で満腹になることに慣れすぎなのだ。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ