宜野湾で権勢を振るった「KOBA」が安里にリブランドオープン。小橋川憙哲シェフはフランスや東京・大阪で腕を磨き、2000年の九州・沖縄サミットで料理アドバイザーを務めるなど沖縄のフランス料理界を長く牽引してきた重鎮です。電話で予約した際に「ウチに来たことはあるか?レストランじゃないぞ?ワインを飲む店だぞ?」と出会って4秒で詰問が始まり、そのままガチャ切りしたい心をぐっと堪えます。
国際通りから徒歩圏内でありながら観光地とは一線を画す路地裏にあり、看板も無く超入りづらいです。店内は町中華のような誂えであり、赤いカウンターが目に眩しい。「誰に聞いてウチに来た?」「他にはどういう店に行くのか」などの取り調べを受けます。これは当店が特殊というよりは、沖縄の個人営業の飲食店あるあるです。
電話口では「ウチはレストランじゃない」と厳しく警告されましたが、メニューには王道のフランス料理がズラリ。旨そうじゃないかと気になった料理をオーダーすると「そんなに食べれない」と秒で却下されます。ズコー。
スパークリングワインはハーフボトルで千円台と意味わかんない価格設定です。また、オードブルから肉料理が入ってくるとのことだったので、赤ワインもグラスでお願いすると、「ウチでワインをグラスで注文する人は居ないぞ」と牽制球を投げて来るので、であれば赤のボトルワインの値段を確認すると、1,500円との回答。なんてこったパンナコッタ。
オードブル盛り合わせ。パテ・ド・カンパーニュやレバーのムース、リエット、ハツのコンフィなどクラシックな前菜が暴力的なポーションで盛り込まれます。なるほどこれはワインをボトルで注文しないとキリがない。気になる価格はこの1皿で千円とアマゾン生える。
仔羊のロースト。これでもかというほど厚くカットした仔羊を表面を香ばしく焼き上げつつ、中心部はしっとりとした美しいロゼ色に仕上げます。ひと口噛めば仔羊特有の芳醇な風味とジューシーな肉汁が溢れ出し、赤ワインに伸びる手が止まらない止まらない。豪快なスタイルでフランス料理の真髄を心ゆくまで堪能できるひと皿です。
お会計は6-7千円ぐらいだったかな。楽しんだ量を考えれば信じがたい費用対効果です。深夜まで営業しているそうで、その頃には周辺の飲食店での営業を終えたプロたちが集い始めるとのこと。那覇でもトップクラスにクセの強い店ですが、波長が合えばこんなに楽しいことは無い。一見で行くにはハードルが高すぎるので、常連客に連れて行ってもらうと良いでしょう。
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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
- オトワ レストラン(Otowa restaurant) ←本気でフランスの料理文化に取り組んでいる。
- ガストロノミー ジョエル・ロブション (Joel Robuchon) ←やはり完璧。
- La couleur d'ete(ラ クルール デテ) ←選んだ孤独は良い孤独。
- ナリサワ ←何度訪れても完璧。
- フランス料理研究室 アンフィクレス (AMPHYCLES) ←古典フランス料理の愛好家にとっての最終目的地。
- L’ESSOR(レソール) ←一斉スタートのちょづいた港区料理店は100回生まれ変わっても敵わない本物感。
- 現代茶寮 銀座?月堂 ←食文化の担い手としてヘタなことはできないという使命感。
- elan(エラン) ←表参道のナポレオン。
- 銀座 大石 ←自分が働くならこういう職場。
- ル・マンジュ・トゥー ←接客は完璧。料理は美味そのもの。皿出しのテンポも良く、とにかく居心地の良いお店。客層も好き。
- エルヴェ(eleve) ←アラカルトでもコースでも自由自在。
- TAIAN TOKYO(タイアン トウキョウ) ←流行り廃りに捉われないマッチョな料理。
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