HOG'S BREATH CAFE(ホグズブレスカフェ)/ケアンズ

人生初のオーストラリアでの食事ということで、まずは肉。「Hog's Australia's Steakhouse」という、ステーキ料理専門のチェーン店にお邪魔します。
日曜日の夜とあって家族連れで大盛況。半ズボンやビーサンでもOKな気軽な雰囲気であり、日本で言うとアウトバックとフォルクスの中間ぐらいの雰囲気でしょうか。
地元のクラフトビールで乾杯。1本800円前後と、レストランで飲む価格としては悪くない価格設定です。
オニオンリングフライも800円程度。まさにオニオンリングといった味わいであり、特筆すべき点は無いものの安定した味わい。個人的にはアウトバックのそれのように派手なプレゼンテーションのほうが好き。
メインに私はラムをチョイス。なんとも素っ気ない盛り付けでテンサゲです。味も決してまずくはないのですが、うまくもありません。ううむ、オーストラリアはラムが安くて旨いと聞いていたはずなのに。
付け合せにシーザーサラダを注文したのですが、まあ、オマケ味ですね。ロメインレタスの質があまり良くないのですが、ファミレスに多くを求めてはいけないのかもしれません。
妻はプライムリブを注文したのですが、「もういいや、残りあげる」と半分以上を残す有様。感じの悪い女である。

しかしながらひと口食べると彼女の主張もわからないでもない。肉そのものは悪くないのですが、ソースが全然だめ。ヨシダソースのような既製品味の液体を適当にぶっかけているだけであり、この皿に調和であるとかバランスであるとか、そのような概念は一切ありませんでした。
たまらず地元のシラーを追加。これは1,000円を切るというのに結構美味しい。ただグラスがダメ。瓶ビールに用いるグラスのように厚ぼったく口当たりが最悪です。神田の味坊でも同じことを感じましたが、ワインを飲む上でグラスはまことに重要な存在であることを再認識させられました。

お会計はひとりあたり3千円台。色々と書きましたが、ファミレスで肉食って酒飲んだら、まあ、こんなものでしょう。美食の限りを尽くすというよりは、気楽にワイワイと騒ぎに行くつもりでどうぞ。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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