碧麗春(ビーリィチュン)/三田

友人家族とのお食事会。何を食べるかというよりも、子供OKで個室あり、明日の昼に予約可能、家からそんなに遠くないという条件で出遭ったお店。セレスティンホテルの1Fにある、際コーポレーション系列のお店です。
10名近くは入れそうな個室。お店には子供用の椅子は無かったのですが、わざわざ隣のイタリアンレストランまで借りに行ってくれました。親切なお店です。

食事は上海料理がベースとのことで、ドリンクが2杯ついた3,500円のプランをオーダー。子供たちにはコースをオーダーしなかったのですが、サービスでジュースをお出し頂けました。家族に優しいお店である。
乾杯用のスパークリングワインもあるのですが、私は生ビールを注文。飲めない方用に、ノンアルコールのスパークリングワインもあるのが良かったです。
まずは前菜3種盛合せ。1種目は押し豆腐。豆腐を布巾などで包んで重しをのせ、水気を切ったものであり、大豆の凝縮感が感じられます。量もタップリ。
棒棒鶏はファミレス味。水分の抜けた鶏肉に人工的なソースをダラダラとかけ、まあ、値段相応の料理です。
インゲンとホタテの炒め物。こちらも棒棒鶏と同様に、まあこんなもんかという味わいでした。
春巻。揚げたてのアッツアツ。サクっとした食感の後に、海老のプリっとした食感が始める。海鮮の旨味たっぷりで、本日一番のお皿です。
小籠包。南翔饅頭店とまでは言わないまでも、正統的な味わいであり、日本人なら誰でも好きな味覚でしょう。
北京ダック。私は北京ダックについて詳しくなく多くは語れませんが、もうすこしある程度の肉を付けてスライスしてくれる芸風のほうが私は好き。
豚肉焼売。そこそこ美味しいのですが、チェーン店という意味では551の味覚には及びません。もう少しポーションを大きくしたほうが印象的になるような気がしました。
旬の青菜炒め。シャクシャクとした火入れは悪くないのですが、味付けに繊細さを欠いており、人工的で平ぺったい風味が気になりました。
連れは大エビのニンニクチリソースを注文。その名の通りエビのサイズが特大であり、飲み物2杯付き3,500円のコースでこれだけの食材を出せるのは凄まじい企業努力です。
私は黒酢酢豚を注文。こちらで2人前です。見た目こそ神楽坂エンジンのアレに類似しており食欲をそそるのですが、豚肉に脂身が多く若干のクドクドしさを感じました。
〆の食事に黒胡麻担々麺を注文。際コーポレーション系のお店を訪れれば必ず注文するメニュー。スープのジャンキーな味わいがクセになる。麺も中太ながらツルンとした食感であり結構旨い。
デザートは杏仁豆腐にマンゴープリン。場末の中華料理屋のデザートは寒天の味ばかりでまさにオマケといった感覚ですが、当店のそれは滑らかな食感で、素材の奥行きが感じられる見事なものでした。あわせて中国茶を出してもらえるのが良かったです。

絶品、という料理こそはありませんが、そこそこ旨くてお買い得という、際コーポレーションらしいお店でした。近くはオフィス街であり、平日と休日の客層は全く異なりそう。休日であればお友達家族との食事会に最適なお店です。


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