タケマシュラン: 居酒屋ふぐ武／麻布十番

十番が誇る超高級フグ料理店、『ふぐ武』。そのお向かいにセカンドラインである『居酒屋ふぐ武』があります。まさに居酒屋といった風情であり『ふぐ武』に比べると親しみやすい料理の数々。

ランチもやっています。毎日Facebookでその日のメニューを告知し、私が確認した限りでは『鯖の味噌煮』があったのに、実際に訪れてみると『煮込みハンバーグ』となっておりうろたえる。

それでも店内の客の9割方は『煮込みハンバーグ』を注文していたので、もしかするとこれははぐれメタル的メニューなのではないか、とポジティブに捉え私も注文。30秒とかからずに提供されるスピード感。

里芋の煮っころがしが旨い。里芋は皮を剥くのが面倒で自宅では敬遠しがちな料理ですが、外食の副菜で、しかも旨いものが出るとなるとそれでけで情に厚くなってしまう。

味噌汁は一般的な定食屋のそれと同等です。やや煮詰まっている感があり、ワカメなどは茶色に変色していました。

メインの『煮込みハンバーグ』。中くらいの味わいであり、自宅でオカンが作る程度の美味しさです。本丸よりも、付け合わせのダイコンやシイタケのほうに意識が行ってしまいました。

ゴハンも味噌汁と同様に普通。

お漬物は悪くありません。めかぶのヌルっとした食感が食感に変化をもたらす。

昼の定食を食べて1,000円。まあ、こんなものでしょう。ああ、やっぱり『鯖の味噌煮』が食べたかったな。

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麻布十番には日本料理店も結構多いのですが、割高であることが多いです。外すと懐が大ダメージを受けるので、信頼のおける口コミと、味覚が似た友人の感想に頼って訪れましょう。

東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。