タケマシュラン: 青空／三田

鉄火を早々に退散し2次会へ。やはり三田は日曜日営業のお店が少なく選択肢が限られる。

お手本通りの沖縄料理屋を発見。客は「昔沖縄に住んでいた」「仕事で良く行く」という具合に沖縄にゆかりがある方が多く、その度合いの深さをテーブルを超えて競い合うというカジュアルなお店です。

オリオンビールで乾杯。その他の飲み物では、泡盛のラインナップが鋭く、なんと波照間島の激レア品「泡波」までがオンリストされていました。グラス1杯1,500円だったけど。

お通しはミミガー。ミミガーそのものは悪くないのですが、味付けが既成のゴマだれドレッシングのような味わいで非常に直線的です。お通し代は500円なので、この1口にその金額を支払うぐらいなら、自分で好きな食べ物を注文したいなあ。

ゴーヤのさっぱり和え。余分な苦味などは抜けており、清潔なオニオンスライスのようにクセの無い味わいです。こんもりとした量であり、これはありよりのあり。

豆腐ようも中々旨い。島豆腐（沖縄の硬い豆腐）を米麹・紅麹・泡盛などによって発酵・熟成させた食品。自家製は少なく仕入品が多いのですが、当店のそれは中々美味。酒の進む味覚です。

仕上げのツマミにラフテー。味は悪くないのですが、サイコロ大の肉片が4つで950円は割高でした。

私の趣味はスキューバダイビングであり、毎年数回は沖縄を訪れ、極端な年には年に10回以上訪れることもあります。したがって判断基準が現地沖縄であるため、いきおい厳しい評価となってしまうのかもしれません。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

青空