ピア49(PIER 49)/ジュノー(アラスカ)

道路に掲げられた看板を眺めていると、地元の方らしきオッチャンが「ここのタコスは旨いぞ!」と声をかけて通り過ぎて行ったのでチャレンジ。
仮設住宅のような安普請の厨房。軒先で何を食べたいかを伝え、完成すれば名前を大声で呼ばれるスタバ方式です。
キング・クラブ・タコ。カニのほぐし身がたっぷりと入ったソフトシェルのタコスです。それほど大きくはないタコスなのですが、味付けがどうのこうの言う以前に蟹肉の量が圧倒的であり、この食べ物を好まないのは甲殻類アレルギーの方だけでしょう。この蟹の量をたった3ドルで食べさせてくれる姿勢は賞賛に値します。
本当はきちんとしたレストランで食事を摂るつもりだったのですが、タコスのあまりの旨さにこの仮設住宅でランチを済ませてしまおうと判断。
せっかくなので地ビールを注文。ホワイト、と銘打たれたクラフトビールはヴァイツェンスタイルというわけではありませんが、通常のペールエールとしては上々の仕上がり。他方、ペールエールはIPAとラッピングを間違ったんじゃないかというほどの苦さであり、不味いわけではありませんがイメージと異なりました。
アラスカン・キング・クラブ。日本で言うところのタラバガニでしょうか(自信なし)。足の直径が3センチ近くあり食べごたえ抜群です。ただし、ほぐし身にしてしまうと5口分程度しかなく、これでこれで24ドルは高いなあ。
BBQサーモンは21ドル。キングサーモンをマリネしてホイルて丁寧に火入れした代物。文句なしに美味しいのですが、やはりこの雰囲気この量で21ドルは高すぎです。
ビール以降の合計は55ドルと屋台で食べる食事としては極めて高額です。これなら最初のタコスを18個食べれば良かったなあと後悔。そういう意味で、タコスがお得なだけで、その他の料理は観光地価格相応と行ったところでした。


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