最も効率よくダイブマスターになる vol.23


【4日目】
本日はファンダイブの助手。残波岬です。駐車場から数百メートルあるポイントで、しかもゴツゴツした岩場を通り抜ける必要があります。足元はヌルヌルであり転んだら大怪我必至。そんな中、ゲストの装備は持って差し上げる必要があるため地味に地獄でした。
水中ではゲストが写真撮影に夢中になっている隙をみてスキルのテスト。マスク(水中メガネ)なしで水中を15メートル泳げという指示に泡を食う。僕、コンタクトなんですけど。非常に勇気を要する行為でしたが、意外に良く見え、コンタクトも落ちないものですね。塩水なのに痛くないのが不思議。
ショップに戻ってEFR(エマージェンシーファーストレスポンス、緊急救命)講習。レスキューを取得した際にも受講したのですが、2年で失効してしまうのです(写真はレスキュー取得時のもの)。知識をアップデートするのは大事だけど、どうせなら一気に取得したほうが良かったなあ。


■外食家 くじら/読谷村(沖縄)
「沖縄はまず量なんですよ。『おなかがいっぱいになったかどうか』が第一の基準であり、本質的な味については論点になりませんね。『美味しいけれどもう少し量が欲しい』という感覚は沖縄には存在しません」と、ローカルより解説。詳細は別記事にて。


■ひとつぶ/美栄橋(沖縄)
沖縄に移住した元グラドルが時間をつくって下さいました。「えへへ、今夜、旦那さん、出張でいないんだ」と片目をつぶる人妻。詳細は別記事にて。


【5日目】
本日はレスキュー講習のインターンシップ。溺水者役を仰せつかったのですが、意外に乱暴に扱われるものであり、何度もマジで溺れかけ肩も脱臼しそうになりました。
「ダイブマスター候補生からのデモンストレーション」という項目があり、なんとか完遂することができたのですが、「おお!さすがダイマス!速い!」とゲストから驚嘆され、ショップの先生からも「今のは速くて素晴らしかった」とお褒めの言葉を頂き、最高の気分で前半のトレーニング修了。


■麺道 くろとん
https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470401/47009946/
沖縄ではついつい沖縄そばばかり食べてしまうので、ラーメンを食べるのは今回が初めてかもしれません。野菜マシは無料でカタメやコイメなどを指定できるあたり、二郎系を想起させます。

野菜はその殆どがモヤシであり1袋分ほどありそう。麺の断面はキレイな正方形であり、その一辺は5ミリもある極太麺で好み。スープは薄く残念賞。もう少しトンコツの風味を増してカエシをきかせれば完璧により一歩近づくでしょう。


■栄町飲み屋巡り vol.4/安里
ラストディナーは「ヒマだったから東京から来た」という、恐るべきフットワークを発揮する長谷川潤のダウンサイジングと合流。詳細は別記事にて。


【6日目】
■空港食堂/那覇空港(沖縄)
那覇空港1F。JAL側の端の端の奥の奥。穴蔵のような箇所に秘密のレストラン。沖縄フリークの間ではカルト的な人気を誇る有名店で今回最後の食事を。詳細は別記事にて。


というわけで、ブートキャンプの前半を修了し、なんとか東京に戻ってきました。近いうちにまた行きます。

「死ぬかと思った」という瞬間はこれまでの人生において記憶に無いのですが、今週は3回ぐらいありました。自分のセンスの無さを理解できたのが一番の収穫です。

「でも、そこらへんのインストラクターって、○○さん(私の名)とどっこいどっこいですよ」なんて恐ろしい業界なのでしょう。皆さんダイビングをする際は最安値検索などはせず、安全第一のショップを選ぶようにしましょうね。


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TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

関連ランキング:ラーメン | 南風原町

emuN/恵比寿


エミュ、と読みます。恵比寿と目黒の間の恵比寿寄り。レストラン間の上のフロアです。シェフはパリの名店を渡り歩く実力派。ミシュラン1ツ星。
週末のランチにお邪魔しました。窓が大きく開放的な店内なのですが、どうにも席の間隔が狭く圧迫感があります。
ミモザで乾杯。この後、スポーツクラブに行く予定だったので、お酒はこれまで。
最初の一口はグジェール(チーズを混ぜたシュー皮)。豚肉のリエットが詰め込まれており脊髄反射で美味しいです。十番のピカールでグジェールは買い込んであるので、今度リエットを挟んでパーティで出してみよう。
野菜のエクスポジション(展示会)。この一皿で20種類以上の野菜が用いられているとのこと。このように多種多様な素材を楽しむことができるのはレストランの美点ですね。根菜の力強い味わいが強く記憶に残りました。
パンも遺漏なく美味。ザクザクとした手触りのパンを千切ると、水蒸気と共にほんのりと小麦の香りが漂います。旨し。
たっぷりのバターをつければそれだけで立派な一皿。

ここで残念なお知らせ。冒頭述べたように席の間隔が狭く会話は丸聞こえなのですが、不運にも熟女会に遭遇。どうして年寄りはあんなにも声が大きいのか。しかもやはりデブでブスが一番声が大きい。くだらない話題が錯綜する学級会に放り込まれた気分に陥り、さっさと食ってとっとと出ようと決意。
スズキのマリネ。コラトゥーラ(カタクチイワシの魚醤)で風味づけしているとのことでしたが、どちらかというとヴィネグレットの酸味のようが印象的でした。総体としてきちんと美味しいのですが、美味しいだけにもう少しポーションが欲しかった。
メインはフランスの国民食、アッシュ・パルマンティエ。細かく切ったお肉をじゃがいもと一緒にオーブンで焼き上げる家庭料理なのですが、連れと思わず目を合わせるほど美味しかった。なるほどオカンの味をメインに据えるなんて変則的だなあと訝ってはいたのですが、その味わいは絶品。恐れ入りました。ああ、赤ワイン飲めば良かった。
アイスクリームはアールグレイ風味。当店のシェフは色彩感覚に秀でてますね。単純な料理も絵のような皿に仕上げる才能が確かです。
小菓子にはプリンとフィナンシェ(だっけ?)。いずれも基本に忠実で美味しかった。
コーヒーは微妙。色のついた黒い水のようであり深みは全くありません。ああ、エスプレッソにすれば良かった。

見目麗しい皿が続き、その味わいも確か。私が好きな方向性の料理です。ただ、やはり席の間隔が狭い上に騒がしい客に注意をしないサービス陣の姿勢には納得できませんでした。あのような客層を認めている時点で、大切な人をおもてなしするお店としてノミネートされることはありません。女子会で大騒ぎしたもん勝ちな雰囲気です。料理は素晴らしいので、ゆとりのあるハコに移転してくれれば今後も是非利用したいお店です。

あと、クレジットカードOKと記しておきながら「10,000円以下は現金で」とNGを喰らってしまい、最後の最後で悪印象。それならそうと予約の時点で言っておいて欲しい。


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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。余所者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
恵比寿を中心に話題店が整理されています。Kindleだとポイントがついて実質500円ちょい。それにしては圧倒的な情報量。スマホやタブレットに忍ばせておくと出先で役立ちます。

関連ランキング:フレンチ | 恵比寿駅代官山駅

最も効率よくダイブマスターになる vol.22


2013年から「最も効率よくダイブマスターになる」という企画が散発的に開催されているのですが、今回はその完結編。先月のセブで改めてダイビングの楽しさを再認識した私は、プロとなるべく本格的なトレーニングを開始することを決意しました。山が動いたぞ。


【1日目】
■C-3PO ANA JET
運よくC-3PO ANA JETに乗ることができました。機内設備もスターウォーズ感に溢れており、マニアにはたまらない演出でしょう。私はスターツアーズのVIPルームに入れただけで満足するイージーな客なので、感動は中くらいです。


■Airbnb
宿や沖縄で最も愛すべき街、栄町にとりました。ひとりで長期間での滞在であるため、Airbnbを活用。これが大当たり。海外ではどうも清潔感に欠ける部屋が多くうんざりすることもあるのですが、全能力をあげて物事の整頓に努める日本人の民族性の手にかかれば最高の中期滞在を期待できるのです。
調理設備はもちろん、簡単な食器なども完備されています。
洗面所や
バスルームは無菌室のような清潔さ。後から知ったのですが、またオープンしたての新築物件とのこと。こんなに素敵なお部屋を1泊8,000円かそこらで借りることができるだなんて。ちなみに近年沖縄の宿泊施設が暴騰中であり、アパホテルですら15,000円ほどを要します。
洗濯機と乾燥機完備がダイバーには嬉しい。結局、海から帰ってきて毎日フル稼働させて頂きました。


■パーラータコス・タコス/牧志(沖縄)
18時まであれば合計1,000円=ドリンク3杯+タコス+おつまみ、と発狂価格。詳細は別記事にて。


■土香る/国際通り(沖縄)
家族旅行を楽しんでいる人妻が「ちょっと会社の先輩が来てるから」と嘘をつき、家族をホテルに置いて出てきてくれました。詳細は別記事にて。


■シナーダ/牧志(沖縄)
ビーチにあるセンスの良いカフェのような当店でもせんべろ開催中。「A:ドリンク4杯」「B:ドリンク3杯+1品」「C:ドリンク2杯+2品」という良心的な選択肢。詳細は別記事にて。


【2日目】
ダイビングショップと合流。長年お世話になっているダイビングショップは「ダイブマスターコースは開催できない」とのことだったので、新しいショップを探しました。器材レンタルOKなのが嬉しい。
他の生徒が受講するオープンウォーター講習のアシスタントを務めつつ、空いた時間で私のスキルのテスト。「いやあ、○○さん(私の名)が上手い人で助かりました!」とショップの方。嬉しいなあそう言ってもらえると。

午後からは筆記試験で一発合格。特訓初日は平和に終了。


■ゴーディーズ オールド ハウス/嘉手納(沖縄)
ダイビングショップの方に「沖縄で3番目に旨いハンバーガー屋です」と紹介されたお店。肉の旨さに悶絶。詳細は別記事にて。


■ビストロ ルボングー/安里
「番組終わったらすぐに行きます!」と、友人の来沖仕事と私のダイビング期間が重なるという奇跡。ついさっきまで画面の中にいた人と食事をするというのは不思議な気分。詳細は別記事にて。


【3日目】
本日はファンダイビングのアシスタントで慶良間へ。お客様の休憩時間に私の泳力テスト。水面に両手を挙げて15分立ち泳ぎ。しんどくはないのですが、日に焼けるのと、ボート中の客が「あいつは何をやってるんだ?」覗き込んで来るのが恥ずかしかった。
その後、バディブリージング(ひとつの空気源を分け合うこと)しながら互いの装備を全て交換するスキルのテスト。これは苦手だ。失神寸前まで追い込まれ何度も諦めそうになりました。僕もう普通に息できるだけで幸せです。

続いて休み無しでスキンダイビング(素潜り)スキルのチェックなどなど。心拍数があがりっぱなしで吐きそうになる。ここ数年で一番つらい1日でした。普通に息ができることに感謝。


■ビストロ食堂 Chez Nori/中城(沖縄)
今夜もテレビの中の人。迎えの車に乗り込み小一時間のドライブ。「ねえ、あたしのこと記事にしたでしょ。ちゃんと読んでるんだから」詳細は別記事にて。


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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。




ビストロ ルボングーのタグ

空港食堂/那覇空港(沖縄)

那覇空港1F。JAL側の端の端の奥の奥。穴蔵のような箇所に秘密のレストランがあります。案内のための表示板などは無いので、普通の観光客はその存在に気づくことはまず無いでしょう。
その店の名は「空港食堂」。沖縄フリークの間ではカルト的な人気を誇る有名店。空港職員が主な利用客ですが、一般の観光客も受け入れています。
営業時間は9:00~20:00と中途半端。さらに9:00~11:00はモーニングセット(トースト・目玉焼き・ウインナー・サラダ)やカレー、日替わり弁当などのカンタンなメニューしか稼働していないのでご注意を。
私は10:00にお邪魔したので弁当。 普通の弁当は500円程度であり、ゴハンが別盛りのやや豪勢な弁当はプラス110円です。今回は後者をチョイス。
店内で食べる旨を店員に告げると、電子レンジで温めてくださいました。また、イートイン特典として味噌汁も付随します。
味噌汁は旨いともまずいともつかない曖昧な味わいです。まあ、600円かそこらの定食の味噌汁と考えればそんなものかもしれません。
メインディッシュがありえんてぃ。革靴のような色合いをしたハンバーグが驚くほど不味い。箸でつかむと複雑骨折したかのようにボロボロと崩れ始め、歯ごたえは一切なく安い肉の嫌な香りしか残りません。見た目こそたっぷりとソースが塗られていますが味覚に反映されてはおらず、味付けはゼロに等しい。付け合せもベクトルが同じであり、およそ美食からかけ離れた、カロリーを補給するためだけの物体です。
ゴハンは1合近くあるでしょうか。思わず怯んでしまう盛り付けおよび密度です。しかしながら炊き加減はグズグズであり、マシュマロでももう少し歯ごたえがある。サトウのごはんのほうが余程レベルは上でしょう。
もちろんどの料理も600円前後という意味で、味をどうのこうのと語る必要は無いのかもしれません。しかしネット上の謎の礼賛活動には不快感を表明せざるを得ない。穴場を知っていることをアピールしたい気持ちはわからないでもないですが、美味しくないものをさも美味しそうに叙述する姿勢は大いに疑問。

当店の美点は「空港の割に安く、量が多い」のみです。大戸屋のほうが段違いに美味しいから、そのおつもりで。


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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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