ピッツァ・ストラーダ/麻布十番


「お盆は都心に留まるチーム」最右翼、独身なのに麻布十番にマンション買っちゃった女子から「今からランチ行かない?」とのお誘い。ああ、「お盆はどこにも行きません」宣言を早めに出しておいて良かった。みんな気兼ねなく私を誘ってくれる。
向かうはPIZZA STRADA。十番の中心から世界一の素人向け精肉店、スーパーナニワヤへ向かう途中にある、テラス席が印象的なピザ屋さん。ミシュランのビブグルマンを取得しているからか、土日の昼間はこのテラス席の全てが外人に埋め尽くされます。西洋人ってほんとテラス席好きですよね。
しかし我々は日本人。太陽を浴びるよりも丁寧な空調が効いた屋内に価値を見出します。好きな銘柄、ハートランドがあったので迷わずチョイス。グラスは何故かスーパードライ。
気まぐれサラダ1,300円。ぐぬぬ、高い。そう、当店はランチセットやランチ料金の設定が無く、昼も夜も同じなんですよね。それでも、夜であったとしてもこの1,300円は高いです。すげえ普通のサラダです。気まぐれではなく、もっと真面目に料理に向き合って欲しいです。
近くに座っていた親子が注文していたラザニアがあまりに旨そうだったので思わず注文。そしてその決断は大正解。繊維の伸びがとんでもないチーズがたっぷりと蓄えられており、ラザニアを食べているのかチーズを食べているのか判断がつかなくなってきます。とろけるチーズ至上主義にはたまらん逸品。
これまた近くのテーブルで飲まれていた生ビール、エクストラコールドの輝きに首っ丈。エクストラコールドって量が少ないお店が多いですが、当店のそれは大容量。ああ、最初からコレを注文しておけば良かった。
真打登場。ピッツァ・マルゲリータ。十番のピッツァはSAVOYで決まりと信じて疑っていなかったのですが、当店のピッツァも勝るとも劣らず、めちゃくちゃ美味しいじゃないですか!モチモチとクリスピーが同居した絶妙な火入れと生地の旨味。たっぷりのモッツァレッラ・バッカ。久しぶりにおおお~と思えるピッツァを食べました。大満足。

SAVOYは立ち食い蕎麦のようにダッシュでピッツァを駆け抜けていく必要がありますが、当店はのんびりとつまみながら酒を飲むことが許される雰囲気です。味は同等。価格は当店のほうがやや高いのですが、そこはまあ使い分けでしょう。SAVOYのピッツァは2種のみなのに対し、当店は10種類近くありますし。

ただ、私はピッツァを食べたい時はピッツァを食べたいのであって、ややこしい前菜などは不要と考えるタイプ。そういう意味で、ピッツァに限ってはいきなり本番が始まるSAVOYのほうに行っちゃうかも。
帰り道、1ヶ月前にオープンしたばかりのシューアイス屋にデザートとして立ち寄ります。
私は黒蜜きなこ味のソフトクリーム。ソフトクリームの温度が高いのか、フワフワとした独特の舌触り。一方で滑らかというより若干のザラつき感もあり、矛盾した面白いソフトクリームでした。
連れはすっきりマンゴー味。私の込み入った味付けよりもスッキリしており、ソフトクリームそのものの味わいを楽しめました。そういう意味で、当店では色々なトッピングに色気を出すのではなく、プレーンな味を試すのが良いと思います。



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麻布十番はイタリア料理屋も多い。ただし、おっ、と思えるお店は少数です。個人のお店のランチが狙い目ですね。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。



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