2015年ベストホテル&レストラン

本年もご愛読ありがとうございました。毎年恒例、年末の総仕上げとして、ベストホテルとベストレストランをそれぞれ3つづつ挙げることとしましょう。


【ホテル】
■3位: 該当なし
■2位: 該当なし‎

今年は国内の地方都市を巡ることが多く、ラグジュアリーホテルに滞在することがほとんどありませんでした。したがって、該当なし。

パラオ海上のパラオスポート号での生活は印象的ではあったものの、あくまでダイビング中心であり、いわゆるクルーズ船とは赴きが異なるので落選。


■1位: L'Assiette Champenoise/ランス‎
http://www.takemachelin.com/2015/07/lassiette-champenoise.html
シャンパーニュ随一のラグジュアリーホテル。メゾン巡りをサボってしまうほどの快適さ。併設のレストランは堂々の三ツ星。気絶するほど飲み食いして、そのまま部屋のベッドに倒れこむ幸せ。


【レストラン】
■3位: 81/広尾
http://www.takemachelin.com/2015/11/81.html
食事は全然美味しくないのですが、レストランのコンセプトとシェフのキャラクターがぶっ飛びすぎ。レストランの未来系、ここにあり。


■2位: ナリサワ/青山一丁目
http://www.takemachelin.com/2015/10/blog-post_24.html
昨年の1位。今年は2度も訪れたのに、行くたびに驚きと発見があります。料理の内容が毎回少しづつ変わってはいるのですが、その根底に流れるストーリーは首尾一貫している不思議。ドラマを造るのが上手く、気楽に接することのできない崇高で特別な存在です。


■1位: アピシウス/有楽町
http://www.takemachelin.com/2015/11/blog-post_25.html
1983年のオープン以来、日本のフランス料理界を牽引し、最もカップルを誕生させ、商談をまとめてきた東京最高峰のレストラン。調度品からサービス、料理、ワイン、全てが完璧にエレガント。完全無欠のフランス料理店。パーフェクトな晩餐。人生最高のディナーでした。



ボルドーシャンパーニュの有名店を食べ歩いたのに、ひとつもランクインしないのが印象的。私は日本人が創るフランス料理が好きなのかもしれません。

ちなみに昨年のベストホテルは
1位: インターコンチネンタルホテル大阪/大阪
2位: アマンジオ/ジョグジャカルタ
3位: ロイヤルカリビアン フリーダムオブザシーズ/カリブ海‎

ベストレストランは
1位: ナリサワ/青山一丁目
2位: 龍吟/六本木
3位: セルーコ/サンセバスティアン旧市街
でした。
詳細はコチラ⇒ http://www.takemachelin.com/2014/10/2014_16.html

来年も変わらずお付き合いして頂ければ幸いです。それではみなさん良いお年をお迎えください。

Bon appétit !


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。


2015年レストラン備忘録

昨日に引き続き、個別記事にすることなくお蔵入りとなったお店につき、一挙掲載。本日はレストラン特集。

■トルキッシュレストラン&バー カデル/六本木
 交差点から東、ケバブ屋が密集している地域。
ケバブを買い食いしようとしたら、中で食べても値段は同じとのことで、せっかくなので中で食べることに。ですが、ランチメニューが魅力的に映り結局ランチセット。味は悪くありませんが、ゴハンの量が多すぎ。やっぱテイクアウトのケバブで良かったかも。


■甲州ほうとう 小作/甲府
 甲府名物「鳥モツ煮」は予想通りの味。キンカン(卵の子供みたいなの)が入ってなくて残念。
カボチャほうとうは、麺にジャガイモにカボチャと糖質祭。スープは定食屋の味噌汁と同等で単調。半分ぐらい残しました。名物に旨いものなし。


■ほし野/八王子
繁華街の入り口近くにあるトンカツ屋。トンカツ・みそ汁・ご飯のセットが驚愕の500円。揚げたてで味もまあまあ。自分の家で作るより安上がりです。相席の牛丼屋みたいな雰囲気で落ち着かないけど。


■ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー/天王洲アイル
 リニューアルオープン!内装に透明な素材が増え、より開放的な雰囲気になりました!
味はまあ別に変わらず普通。いいんだ。雰囲気を食べる店だから。


■北辰鮨/仙台
 新幹線駅のフロアに「すし通り」という、寿司屋が並ぶ一角の一番人気店、の支店。支店っていっても、同じビルに1階にあって空いていてきちんと座って食べれるの。まずはスペシャリテの「どどんが丼」。ウニは普通。ホタテはまんじゅうのような大きさで秀逸。マグロもたっぷりで美味しかった。
勢いで赤エビとアンキモを追加。これらは普通。どどんが丼だけで良かったかな。


■キッチン丸山/大分
大分名物とり天発祥の店。ランチしか開けておらず、とにかく行列。味はとり天というよりから揚げに近い。鶏の天ぷらってわけじゃないみたい。香川の「かしわ天」はマジ天ぷらなのに。ネーミングって難しいですね。


■お好み焼柳川/伴中央
地元の人気店。670円と格安ですが、味はそれなり。お好み焼きというか、キャベツ焼きそば目玉焼きのせである。


■越田/胡町
「しめおこ」という、飲みの〆のお好み焼きで。大将っぽい方が死ぬほど話しかけてきます。「さぁ!近くのお客さんとも仲良くなって!」とフレンドリーを強要される。気を使って味わうどころではありmせんでした。


■ヒロコーヒー/江坂
江坂でコーヒーと言えば当店。朝食セットは食事とコーヒーがセットで500円ぐらい。コーヒーの種類が豊富で、+100円で数杯とれるポットでの提供。美味しく割安。また来よう。


■めん房つるつる/野々市
おろしそばとソースカツ丼のセット。「北陸では割と定番ですよ」とのこと。おろしそば望外に美味しく、大盛りにしなかったことを後悔。というか、そば単品にすれば良かったかな。なんでもかんでもお得なセットに走るクセを治したい。


■チャンピオンカレー/金沢
金沢カレーのルーツ近辺。が、学食のカレーの延長であり、大騒ぎするほどのものではない。


■むらはた/金沢
 石川県民は日本一アイスを食す人種で、甘味に目が無いとのこと。当店は石川一のフルーツパーラーらしいのですが、フルーツがたっぷりなだけであり、大騒ぎするほどのものではない。


■金沢まいもん寿司/金沢
駅直結の土産物屋近くにある鮨屋。勢いで飛び込んでみたものの、全然美味しくなくてがっかり。やはり事前リサーチは大事ですな。


■白金寿司/西新宿
「元気?今から寿司行かない?」と突発的にご馳走になる。こういう大人になりたいなあ。それにしても店内はなぜか外人だらけ。


■サラダデリマルゴ/西新宿五丁目
サラダだけで1,000円とるのですが、直径1メートルほどの巨大ボールでガシュガシュ混ぜまくるのは胸がすく。野菜だけで満腹になるという贅沢。


■ザ・サードバーガー/表参道
ファストフードとグルメバーガーの中間点。モスやフレッシュネスとベクトルは同じです。ビールが350円と安いけど、取り得はそれだけかなあ。

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2015年ラーメン備忘録

年末恒例、個別記事にすることなくお蔵入りとなったお店につき、一挙掲載。まずは麺類。ラーメンだけでなく、うどんや蕎麦などをまとめてどうぞ。

■四川担担麺 阿吽/湯島
何かの記事で「日本で一番美味しい担々麺」とあったので、慌ててお邪魔したら日本の定義がよくわからなくなりました。美味しいけれども騒ぐほどじゃない。近所ならたまに行ってもいいかなレベルです。

■いづみや/赤塚
 ほうとうのように太い麺を使用したカレーうどん。悪くはないけど良くもない。

■初代けいすけ/品川
期間限定のオマール海老ラーメン。この食材を1,000円で食べれるのはすごいけど、ラーメンとして1,000円は高いなと思いました。普通の海老味噌味でいいや。

■松戸富田製麺/南船橋
 松戸であれば4時間待ちもあるとのこと。ららぽで開店直後ならば並びません。
麺とつけダレはよくある美味しいそれでしたが、圧巻は肉たち。ラルドコロンナータ?なぜラーメン屋で?と驚きました。とても美味しい。ひとつの確立した料理ですこれは。赤ワインが欲しくなる。

■港屋/虎ノ門
 都内トップクラスの行列を誇る蕎麦屋。虎ノ門ヒルズのはすむかい、妙にオシャレな割に立ち食いという色々と斬新なお店。
 二郎系です。そばは山形っぽいワシャワシャガシガシ噛み応え。大量のネギ・ゴマ・肉。
つゆにはラー油がぶち込まれており、卵も無料投入。もはや蕎麦と呼んで良いのかどうかわかりませんが、ガツンと食べるリーマン系ランチという意味では悪くありません。

■飛騨/高山
山菜十割そば(大盛り)2,800円。高すぎる。美味しくない。

■桔梗屋/高山
初めて食べた高山ラーメン。学食のラーメンみたい。まあ、田舎のラーメンなんてこんなもんですな。

■麺屋はるか/秋葉原
名古屋で人気の「麺屋はなび」の姉妹店。アタックの強いタレに太麺でムシャムシャ食べて美味しい。
「追い飯」という〆のゴハンも無料でなんかいいですねこういうの。

■さわばた/山形
山形にある二郎系?スープはあっさり、肉は旨味にあふれていて、モヤシは茹でただけじゃなく中華屋のモヤシ炒めみたいな味付け。麺は二郎を凌ぐ極太で気に入りました。ニンニクの量は危険すぎるけど。

■本竈/岩切
 仙台の有名店。スペシャリテのエビワンタンは全然美味しくない。冷凍に違いない。
正統ではないメニューの担々麺。赤白八丁の3種をブレンドしたとのこと。複雑で美味しかった。

■麺屋ジャイアン/田無
田無駅近辺に3店舗を展開するジャイアングループ。よくある魚介つけ麺ですが、野菜がたっぷり入っているのが特徴的。

■ジャンクガレッジ/大宮
ずいぶん昔に大崎で食べたときは印象的だったのですが、今やコモディティ化。常に第一線って難しい。

■ラーメン凪 豚王/大宮
真っ黒な外見に惹かれたのですが、イカの磯の香りは全く感じられず、たぶん着色料だと思います。

■鐙/大和
茅ヶ崎の人気店が大和へ進出。鯛の出汁とトンコツのWスープという面白い組み合わせ。九段斑鳩のスープのよう。望外に美味しく大変満足できました。

■あづま屋/大和
家系なのに屋。50円でのり増ししたら10枚にもなった。美味しかったです。

■156(イチコロ)/麻布十番
飲んだ後に勢いで入ったら思いのほか美味しい。数種類あったので、全制覇しようと思います。

■希須林 担々麺屋/赤坂
人に拠ってはすごく美味しいと感じるはず。でも私のタイプじゃない。私は山椒ビリビリ太麺な 担々麺が好き。あと高い。これ一杯で1,240円です。

■咲咲亭/広域公園前
どこにでもある焼肉屋のランチで「さっぱりのなかにこってり。韓国つけめん」という新しい表現を見つけたので思わず注文しましたが、さっぱりもこってりも見当たりませんでした。キムチジュースみたいなつけだれだった。

■そばいち/高崎
ランチ大盛り無料と、そば屋にしては大盤振る舞いなお店。ちゃんとしたお店であれば3人前は取れそうな量。味はまずまず。鴨汁も悪くない。おなかいっぱい蕎麦を食べたいのであれば可。

■鶏ポタラーメンTHANK/大門
鶏のポタージュラーメン。ゆるい天下一品。悪くないけれど、なんかこう、パンチがないというか、中途半端に感じました。

■蔵乃麺/長都
ラーメンだけでも10種以上、蕎麦やら丼やらを加えると50以上のお品書き。こういうメニューを絞りきれないお店は大体美味しくないのですが、大体普通でした。

■麺屋 雪風/すすきの
ミシュラン3ツ星、鮨田なべで全然満足できなかったので、腹いせにラーメン。かなり美味しい。東京なら20分待ちは堅い。もっとおなか空いてる時に来たかったな。

■麺屋 響/南郷13丁目駅
味玉無料サービス、大盛り50円と太っ腹なお店。肝心の味噌ラーメンは中の上。近所にあればたまに行くけど、札幌に来てまで行く店じゃあない。美味しいんですけどね。

■蕎傳/白石
 ワシャワシャ系の田舎蕎麦。こんなに男前な蕎麦、山形以来です。
サバの棒寿司をセットでつけたのですが、こういうカットじゃなくて、もっと棒を期待してたのに。。。総合すると、まあまあの蕎麦だけど、北海道まで来て食べるものじゃないかなあ。

■粋な一生/末広町
「売り切れ必至」との味噌ラーメンを食す。ラーメンとしては美味しいけれど、「売り切れ必至」という意味ではどうでしょう?塩や醤油もあったので、今度はそっちをためしてみたい。

■にく次郎/西宮
博多のラーメンにメンツユみたいなダシの変わったラーメン屋。肉推しではあるものの、徳島ラーメンにも達することのできない肉の量。ちょっとピントがズレています。

■横濱家/大和
安定してソコソコ美味しいけれど、どれも1,000円近くするのは高いよなあ。そういえば昔、所有していたマンションを横濱家のエリアマネージャーに売却したことがある。

■カラシビ味噌らー麺 鬼金棒/神田
唐辛子と山椒を前面に押し出した味噌ラーメン。すごく好きなお店です。パクチーの山盛りトッピングが抜群にマッチ。食後は30時間ぐらいお腹痛くなるので要注意!

■角栄/代々木
夏の盛りに濃厚カレー味噌ラーメン。カレーにスパイシーのかけらもなく、ただただ濃いラーメン。時期を誤りました。冬にまた食べたい。

■可成家 TOKYO/代々木
徳島ラーメンの名店が東京に進出。なんですが、普通ですね。徳島で食べた時は印象的だったんだけどなあ。

■田ぶし/高円寺
 初めて行くお店なのに、亜流の台湾まぜそばを注文。だってこういう味、好きなんだもん。
麺の色が独特で、歯ごたえがあって美味しかった。味はよくある台湾まぜそば味ですが、大盛り無料だし追い飯もつくしで、結構満足度が高い。

■自家製麺 火の鳥73/高円寺
辛口味噌ラーメン。が、コクがなく各種調味料の一体感もナシでイマイチ。空いていて、マンガが置いてあって、軽い漫喫扱いできるのが唯一の利点。

■赤のれん/西麻布
夜遊びのクライマックス。度を超した豚骨とザラついた旨味が1日の終わりを告げてくれます。

■すごい煮干ラーメン凪/渋谷
渋谷に用事があり、近くの人気店を検索したらダントツの一位だったので入店。タイプじゃないけれども凄く美味しい。好みじゃないベクトルの客を唸らせるので、ホンモノだと思います。外人ウケしそう。

■麺屋 翔/西新宿
人気のお店なのですが、どうにもあっさりしすぎてラーメン食べた感に乏しく、私の口には合いませんでした。

■新福菜館/麻布十番
 めちゃくちゃ美味しい学食のラーメン的味わい。
「実はチャーハンが一番美味しい」という評判ですが、ちょっと醤油味がキツすぎるです。

■麺屋 藤しろ/目黒
一口で鶏白湯スープのレベルの高さが伺えます。ただ、上品過ぎてパンチに乏しく、私はそんな好きじゃない。

■煮干中華そば鈴蘭/新宿三丁目
煮干味が美味しいんだけれども、スープが超少ない。味気ない麺ばかりが多く感じられてバランスが悪い。

■けんぱーのすばやー/おもろまち
昼時には行列をなす人気店。澄んだスープであっさり味。ナンコツが美味。
ミニ豚丼は220円ながらも大容量で食後感が素晴らしい。

■いしぐふー/おもろまち
 新都市公園内にある沖縄そば屋。塩気が強く印象的なスープ。卵焼きも面白い。
限定10食の炙り丼はご飯が大量。全般的に美味しいです。特別感はないけれど。でも沖縄そばってどこで食べてもそんなものですよね。

■キング軒/大門
 広島の人気汁なし担々麺屋が東京進出。しかし、東京には四川料理の名店が百花繚乱なので、そのレベルには達せず。やっぱ東京ってすごいなあ。



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