東京土山人/中目黒

健康的な夫婦と共に初夏の中目黒をお散歩してから
ツタヤの2Fで白穂乃香。ただ今AM10:45。けっこう汗をかいていたので、上半期で最も快適なビールとなりました。
からのAM11:30、東京土山人へ。お昼は予約不可とのことだったので、開店と同時じゃないとうまく入れないのです。
さつまあげ。外側はバシっと高温で揚げてあり歯ざわりがサクサク。内側はホクホク。サツマイモやレンコン、タコなどがアクセントとなってすっごく美味しい。
関西風のだし巻き卵。関西風と関東風があって選ぶことができるのですが、そもそもだし巻きに関西風と関東風があることを初めて知りました。おうちに帰って検索すると、「関西の多くの定食屋ではだし巻き卵をメインのおかずにした『だし巻き卵定食』が店の定番メニューとなっている。」とwikipediaに書かれていて一層驚きました。私は大阪に18年住んでいましたが、そんな定食見たことありません。結局、関西風と関東風の違いは解からずじまい。
すだち蕎麦。酷く暑い日だったので、もう、このビジュアルだけで最高なワケ。
出汁もお蕎麦もこの上なく爽やか。2分ぐらいで食べきってしまいました。

蕎麦はもちろん、サイドメニューまで良かったので二重丸。再びお邪魔して、もっと色んなメニューにチャレンジしてみたい。
お礼にと頂いたエシレの焼き菓子。お休みの日に行列して買って来てくれるだなんて嬉しい限り。
食べて驚き、すごいボリューム感。バターのコクがコクコクしてる。お菓子ってすごいよなあ。超単純なレシピなのに、どうしてここまで差が生まれるのか。やっぱ素材って大事。日頃のお買い物でも気をつけよう。

東京土山人/中目黒

レフルシェット/人形町

帝国ホテルで30年間、腕をふるっていたシェフ2人がビストロをオープン。私がお邪魔した際のシェフはフランス人だったので、その前にいらっしゃったのですね。
 泡で乾杯してから白レバー。わ、美味しい。この料理って、どこで食べてもそれなりに美味しい一方で、そこに驚きがあるかというと違うことが多い。そういう意味で、当店の白レバーは大変レベルが高いと思います。
 パっとした味で好き。でもちょっと食事には合わなかったなあ。自分で選んでおいてなんですけど。
 15種のデトックスサラダ。苦味のきいた野菜が多用されていてすごく好き。
 エビのフリット。これで600円は信じられないほど安い。スーパーで食材買うだけで同額でしょうこの量は。衣が薄く軽くおつまみに最適です。
 大人のメンチカツ。お箸で割ると、味のしっかりしたお肉がザクザクと飛び出てくる。揚げも軽やかですごくいい。
バルバレスコの割に安かった。味はまずまず。
 牛ハラミステーキ。非常にパワフルな一皿。歯ごたえが強くムシャムシャです。量もきっちりあるし、フレンチフライも嬉しい。
大人のナポリタン。近くの人が美味しそうに食べていたので思わず注文。濃厚でピリ辛なのが面白い。私はナポリタンという料理を毛嫌いしていたのですが、考えを改めます。ちゃんとした料理人がちゃんと作れば美味しいんだなあ。

「帝国ホテル出身!」を前面に出しているので少し構えて臨んでしまいましたが、生真面目に美味しいお店でした。値段も高くない。予約の電話がジャンジャカかかってきてて、「ごめんなさい一杯でー」というやりとりが多かったので、大人気のもよう。オススメです。



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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。


栄華楼/品川

地方の友人が出張で東京に来ることになったので、急遽仲間で集まり飲みに行くことに。「終電で三島まで行きたい」とのことだったので、品川。店員は全員が中国人で、予約の電話で日本語がイマイチ通じないのでヒヤヒヤ。
前菜盛り合わせ。ネギ塩鶏的なものがわかり易い味付けで良かったです。ただ、ピータン。キテレツ大百科のすいみん不足風に述べるとああ空はこんなに青いのに風はこんなにあたたかいのに太陽はとっても明るいのにどうしてこんなにまずいの?別に戻しちゃうってことは無いけれど、これまでの人生に於いて一度もピータン関連で満足したことがないです。
エビチリ。衣が厚く品がありませんが、エビの大きさと量はまずまず。
小籠包もアクセントとしては悪くない。
ギョーザは王将の倍の大きさ。だがしかしタネと皮が分離しており見かけ倒し。
鶏肉マヨ。うーん。エビマヨ、というかエビの偉大さを思い知らされました。鶏肉にこの味付けだとモッタリしちゃって全然美味しくないですな。
麻婆豆腐はタレ(?)の部分がいいですね。豆腐は品質の低いものを手を加えずグズグズと混ぜ込んだだけでペケ。
豆苗はMSGバリバリでシブセンマックのよう。わかっちゃいるけどやめられない。
〆はチャーハン。中華料理屋でこんなにグズグズなチャーハンは珍しい。普通パラっとしてるんじゃないのかね。杏仁豆腐も美味しくなさそうだったのでパス。

色々と書きましたが、この立地でこれだけの品数を出してサービスのテンポも良く飲み放題もつけて4,000円チョイは非常に優秀。今後も通い続けることになるでしょう。



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レストランひらまつ/広尾

いつものおにまるメンバー、通称おにまるずの一員が留学することとなり、壮行会。
麻布生まれ⇒麻布中高⇒東大法⇒渉外弁護士、という経歴に相応しい会をということで、私が最も信頼を置くレストランのひとつ、ひらまつ。
 カリっとした苦味がきいたクレマンで乾杯。そこらへんのシャンパーニュより心地よい。
 ホワイトアスパラガスの。温度が中途半端でぬるい。味は上々。「このアスパラちんこみてーだな」というコメントが飛び出るあたり、さすがは気心の知れたオッサン4人組である。
 パンはあまり印象に残らず。
 贅沢にもエシレを出してくれるのが嬉しいです。成城石井で500円だもん。
 おしゃぶりなのですが、2006。こんな古い白、大丈夫かなあと心配したのですが、割と普通に飲めました。
 ホタテをシャンパンソースで。本日一番の皿。ホタテをカリっと焼いたったで感が立っており格別。驚いたのは先ほどのワイン。単体で飲んだときよりも段違いに美味しくなっています。この組み合わせは感激しました。食事って楽しい。
 スズキ。ガロニのオリーブがアクセントになって良かった。ただしその他の付け合せやソースにはピンと来ない。もちろんスズキ自体の質が極めて高いため満足。
 メインはお肉。非常に柔らかであり口当たりが素晴らしい。アメリカのステーキのような力強さはありませんが、とにかく上品な調理であり素晴らしかった。アスパラも質が高く美味しいのですが、強烈な青い香りが品の良い肉を攻撃してしまっており、少し調和に欠けてしまったかも。

エチケットを撮り忘れたのですが、2003 Savigny-les-Beaune 1er cru Clos des Guettes Louis Jadot もあっぱれである。ピノの割にコクがあって旨味に溢れる。肉との絶妙な釣り合いを見せてくれ、いやあ、大満足です。
 アスパラとグリーンピースのスープ?なぜこのタイミングでコレが出されたのかは理解できませんでした。必要ですかねこのお皿。唯一納得がいかないお皿です。
 デセールは立体的で写真が撮り辛い。 ベリー系の何か。忘れちゃった。お酒もすすんで適度に酔い、会話が弾みに弾んだ結果です。
 デザートワインは蜜のようなとろりとした味わいながらも、爽やかでスルスルと飲めてしまう。ああこの矛盾。全くワインとは不思議な飲み物である。
ミニャルディーズも文句なし。コーヒーもガブガブおかわり。

食事もワインも非常にバランスが良く、全てにおいて完成度が高かったです。私はひらまつについてコメントを求められた際に「感動的な皿は見当たらないが、外すことはない」と答えることが多く、真意を理解してもらえない方にとっては酷く傲慢に聞こえるらしい。したがって、今後は「日本トップクラスの総合力を持つレストラン」と回答することとします。日本語って難しいのう。


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ひらまつ関連のお店にはかなり行きました。全般的に「外さないレストラン」で安心できるのですが、たまにハズレもあります。

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ラ・フェット ひらまつ 大阪/中之島

大阪都は残念な結果となりましたが、その精神は脈々と私に受け継がれ、父の退職慰労会・母の日・父の日の3つの会ををまとめて開催。堺出身やけどな。
こういう大事な大事な会食に本当に重宝するのがひらまつグループ。感動的なお店というわけではありませんが、外さない。味はまあまあ、ラグジュアリー、いつでもどこかしら予約がとれる、個室がある、サービスも上々。でもちょっと高い。しかし私はひらまつの株主であるため、常に20%オフなのである。ひらまつは本当に株主を大切にする会社。だって社員割引と同等なんですよこの割引率。
半年前に当店にお邪魔した際の私のコメントをかいつまむと「接待とかお祝いごとなら間違いないお店だと思うのですが、センスのあるお店選びかというと、無難だなあというカンジ。もし私が就職祝いで名前も知らない親戚のおじさんに連れられるのであれば及第点ですが、もし私が28歳読モでプロポーズで連れられるのであればアウト。」と大変に傲慢なものではありますが、その本質にきちんと従うあたり、私には些かの哲学というものがきちんとある。今回は両親と姉、甥姪の6人で個室にお邪魔します。
乾杯はひらまつおなじみデラモット。1杯2,000円近くし、さらには近々飲み放題の株主フェアに参加する予定だったので、断腸の思いで注文しました。このあたり、私はまだまだ小物なのである。
なんだっけ。サワークリームと、クリームチーズと。。。正直姪っ子と甥っ子がはしゃぎまくっていたのでその面倒をみるのに必死で味わうどころではありませんでした。個室の醍醐味。
エシレがたっぷり。嬉しくなりますな。パンの味は忘れましたが、エシレをひとりづつ1個丸ごとという心意気に大満足です。
前回と同じくマグロを紫蘇の泡泡で包んだキャンディー。変わらず美味しい逸品。
こちらも前回と同じくサーモンにクリームチーズ。無難。
これも前回と同じ。クミンをきかせたマカロン。ニンジンのクリーム。ガキどもがうめえうめえもう1個くれとか言いやがって大人はほとんど食べることができませんでした。なんて生意気な。
結局、しっかりアルコールを摂るのは父と私。ソムリエとじっくり相談してコチラ。青い香りがバッチリで美味しかった。
お子様用ディナーコース。生意気である。
30歳年下に一口頂きましたが(鬼)、子供用だからといって手抜きはなく、ガチで美味しかった。そこらへんのイタリア料理屋は見習うように。
大人はカルボナーラを再構築したもの。チーズをゼラチンで固めたものに卵黄、ひいてはベーコンをエスプーマでアワアワ。
わかりやすく美味しい。これを美味しくないという人間はいないでしょう。
続いてタマネギをきかせたフラン。悪くはないですが、印象が薄い。まずくはないが、うまくもない。
オマールは目の前でアメリケーヌソースをたっぷり。ガツンと旨い。本日の大人全員が唸っていました。さすがです。お手洗いから戻ってきてもなお、甲殻の香りで部屋が満たされ至福のひととき。
マルゲリータのパロディ。フォアグラのソテーを支えるのはトマトのリゾットとバジル、モツァレラチーズ。こちらも先ほどのカルボナーラと同様、ド基本に美味しい。しつこいですがコレをまずいという人間は捻くれモノです。前衛的とか今風とかの評価は別にして、ね。
姪っ子さまのメインは
肉である。「もうおなかいっぱーい、いらなーい」とか、それはひょっとしてギャグで言ってるのか?私がこの皿にたどり着くまでに何年の月日を費やしたと思っているのだ。末恐ろしいギャルになること間違いなし。代打で私がすっかり平らげました。
大人は金目鯛。ソースは油脂を一切使用しない柑橘系のもので出色の一皿。ソースで目が覚めるという意味では本日一番。
大人のメインも肉肉肉。品質はお子様メニューと同等。お子様メニューのソースに比べて胡椒などをきかせており複雑味がある。
ソムリエがピタリとハマる赤を提案してくださりハイファイブ。
リンゴのシャーベット。美味しいのですが、肉の前に出してくれたほうがよかったかも。
お子様用デセール。さっきまで部屋中走り回っていたくせに、こちらがテーブルに置かれた途端、礼儀正しくお座りする。女の子だなあ。
大人はホワイトチョコのムースをラズベリーの膜で覆ったもの。12時にあるベリー系のアイスも素晴らしい。
小菓子も手抜きなし。
エスプレッソも美味しかった。

非常に満足しました。前回、純粋に食事を楽しみに来た時よりも楽しめた。やはり当店のようなお店は、ハコの豪華さやサービスレベルの高さなどを含めた総合力が際立つ。子どもの扱いも慣れている。心の底から信用して任せられるお店です。「子どもできてからもこんなお店来れるなんて嬉しいわ」と、父母よりも、姉のほうが喜んでいたような気がする。

信頼できるお店です。大事な日に是非どうぞ。


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ひらまつ関連のお店にはかなり行きました。全般的に「外さないレストラン」で安心できるのですが、たまにハズレもあります。

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。




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