四川雅園/赤坂

9月下旬だというのに暑い1日。軽く食べて帰りますかということで四川料理。前回に引き続き今回もアラカルトで。22時近いのにほぼ満席で人気の程が伺えます。
ワインを休止して舌の青味をビールで洗浄。目が覚めるような爽快感。どうして暑い日のビールってこんなにも美味しいんでしょう。
深く考えずに適当に注文したサラダ的なもの。これが山頂の残雪のように冷たい辛さで完全に油断していた我々は開始5分でノックアウト。清涼感すら感じさせる香菜とのシンフォニー。本日一番のお皿です。
野菜を揚げたもの。なんですが、唐辛子の豊富さにおののいてしまう。怖いもの見たさで口に運ぶと思いのほか辛くなく、むしろ根菜の甘味を感じさせる程で、当店の味わいの懐の深さを体感できました。
連れがヒーヒーとギブアップ気味だったので、麻婆豆腐の辛味を控えてもらう。うむうむ程よい辛さ。だがしかし山椒の痺れは全く感じられず、麻辣の片肺飛行となってしまい残念賞。また、辛くはないがニンニクの量は甚大であり胃袋がカっと熱くなりました。
「チャーハモ辛イデスガ、ドーシマスカ?」ということだったので、辛さをおさえてもらうことに。ただ、このチャーハン、どこをどうやったら辛くなるんでしょうか?固めに炊かれたご飯がパラりと解けてゆき、大ぶりのエビが磯の風味を染み渡らせ、美味しく頂けました。

ビール2杯とおなかいっぱいの食事。〆てひとり3,000円。ありだよあり。ありおりはべりいまそかり。軒先の看板には3,000円のコースに飲み放題1,200円という素晴らしい提案がなされていたので、男子での飲み会にうってつけ。また来ます。



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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。


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