カヌチャベイホテル&ヴィラズ/名護 vol.2

ゆうべの食事は別エントリにて。不完全燃焼でその後飲みに行くこともなし。

起きたら豪雨で全てに絶望した後、朝食を摂りにカートで移動するとずぶ濡れ。カートは一応屋根はありますが、横殴りになると完全にAUTO。

朝食会場では元気なお子様たちが縦横無尽に走り回り、それを注意しているつもりなのか、大声でがなりたてる大人たち。食べ物の品数は少なく、全てはコンビニ食レベル。すごくつらい思いをしました。
ビュッフェのおかわりから戻ってくると、我々の座席は別の客に居座られてマジなんなのこのリゾート。
こんなにラブリーな皿を持ちつつ「あそこの席、私たちがまだ食事しているんですが」とスタッフに申し出る。恥ずかしい。滅びよカヌチャ。米軍は辺野古だけでなくカヌチャまで潰してください。
部屋に戻ると雨がキレイに止み、微妙に景色が良くてムカツクのである。あ、写真中央右側にうっすら見える陸地が辺野古です。

それにしても久々に最低なリゾートホテルでした。全然ダメ。ハードはそこそこ良い分、ソフトのダメなところが引き立ってしまう。従業員がほんとイケてないんですよね。笑顔が全くなく、あーはやく仕事おわんねーかなー、という態度がにじみ出ています。

客層もさっぱり。3世代にわたって10人単位で訪れるファミリーがザラなので安っぽいテーマパーク状態。テーマパークのほうが常識を弁えた若者たちが多い分、まだ居心地が良い。めちゃイケとかで当リゾートを見るときはいつも豪華で楽しそうで憧れていたのに、実態はこうだったのか。
気を取り直して那覇へ向かい、国際通りの裏路地へ。
この食堂の評判がソコソコ良かったので訪れてみると
ゴーヤが苦すぎてちょっとむり。
そばは標準的な味ですが1,000円と高い。今回の旅は完全に呪われている。
市場の魚も恨めしそうな顔してはります。
台湾のカキ氷で無理やり満足するとかもうコンセプトが乱れまくり。日記自体も雑になってきましたスイマセン。
正直飛行機に戻ってからの食事が一番満足できた。じゅーしー(沖縄風炊き込みごはん)やら角煮やら、沖縄料理弁当っぽくてすごく良かったです。味噌汁は魔法瓶から注がれるのでちょっとさげぽよなのですが、味はちゃあんと美味しいのです。羽田からは運転があるのでお酒はガマンガマン。
もっと食べたいぜ感がにじみ出ていたのか、CAさんが「今このスープ期間限定やで」ということで、トマト系のリゾットを〆に頂きました。美味しかった。

ANA国内線プレミアムクラスはプラス8,000円で一瞬ビビりますが、やっぱすごくいいですね。支払う価値アリ。出発前はラウンジでゆっくりできて、優先搭乗で、座席はめちゃめちゃ広くて、ちゃんとしたお酒が揃ってて、食事もつまみもちゃんと出て、サービスも良くて、客席数に対するトイレの数が多くて並ぶことなんて絶対に無くて、客層が良くて。

というはずなんですが、今回の復路便に限っては客層が最悪でした。ここにも3世代にわたる7~8人の家族連れが…。しかもその首長っぽいおっさんが物凄く品が無くて貧乏臭い服装でオマエラ完全に泳いで帰れ的な一族です。クソガキどももすげーうるさい。すげーうるさい。注意する親たちもすげーうるさい。

ああなんでこんな目にあわないといけないんだ神様僕を助けてとは言いませんからせめて邪魔だけはしないでくださいと祈り続けると、ようやく着陸態勢。

はあ、やっとこの飛行機降りれると思いながら東京の夜景を眺めると、前の前の席に座ってるクソガキが「これ壊れてる!これ壊れてる!外してくれよ!うおー!うおー!」と尋常じゃない騒ぎ方をし始めて、こいつ完全に頭イカれてるんじゃないかいくらなんでも不自然に騒ぎすぎだろ若干気味が悪いなあと思った瞬間に「ドン!」という着地の衝撃とともに聞こえる「グチャ」という音。げーマジかあのガキなんかこぼしたのかよ。

…。

臭い。

完全にウンコや!

いやまじこれほんとまあ最悪ですよなにこれあーなるほどね腹痛いか何かでずっとトイレ行きたくてあんなに騒いでいたわけね素直にトイレ行きたいと言えずにだからあんなに不自然に騒いでいたわけねそんでもって着地の衝撃にびっくりして肛門がゆるんでしまったわけねANAだけに。そういえば昔くだらない友人が「ANAとJALが合併したらアナルだな」というくだらないことを言っていたのを思い出すぐらい完璧なウンコだわこの匂い。

長い長いタキシングを終え、シートベルト着用サインが消えた瞬間にクソガキ(本当の意味でもクソガキである)のオヤジも大慌てでCAにおしぼりだのビニールだの阿鼻叫喚ですなんなのこの快適な空の旅私たちの翼を選んでくださいましてありがとうございましたとかキャプテン黙れ。

それにしても到着直前で良かった。出発直後でコレくらってたら「短い空の旅ではありますが、どうかごゆっくりおくつろぎ下さい」とか言われた瞬間ガチでパラシュート無しでスカイダイビングしたかもしれません。さらにこの便は(ビンですよベンじゃないですよ)夜遅くに羽田に着くので一晩かけてじっくり清掃できるからよかった。これ真昼間で行ったり来たりする飛行機だったらどうなるのゲロゲロ。

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カヌチャベイホテル&ヴィラズ/名護 vol.1

ハトポッポーが大暴れしたため辺野古の行く末がさっぱりわからなくなったのですが、アベノミクスになった途端にこれですよ。
是非はともかく、実行力というか執行力というか、物事を前に進める彼のパワーはすごいなあと感心しました。
ご覧のとおり、辺野古の埋め立ては既存のキャンプシュワブをちょちょいと延長する工事。「辺野古埋め立て」ばっかりクローズアップされてるけれど、どこがどれぐらい埋め立てられるのかはきちんと理解しないといけない。「辺野古反対!オスプレイ!」と盲目的なのはよくありませんね。

で、どこが埋め立てられるかというと、大浦湾を挟んでカヌチャの目の前なんですね。もちろん現在もカヌチャの対岸にはキャンプシュワブの街並みが広がっているのですが、そこにデデーンと飛行場ができるとなれば、カヌチャにとってもさすがに厳しい。

ということで、辺野古がマジで埋め立てられた場合には防衛省がカヌチャをまるっと買い上げてくれることになってるんですって。カヌチャ的にもそろそろ古くてダサいリゾートになりつつあるから、うまいこと高値で買ってくれないかなー、なんて希望があるとかないとか。

お買い上げの後にどうなるのかまでは存じ上げませんが、有名で評判も良いリゾートなんだから、無くなる前に行かなきゃ!!というわけで、大急ぎで飛行機とホテルを予約し、土日だけの1泊沖縄旅行でございます。
私は極度の心配性なので、出発2時間前に空港着とかザラ。
7時からビールで背徳的な雰囲気がたまりません。
機内でも酒盛りは続く。近所の人たちみんなスパークリングワイン頼んでました。みんな仲間である。
食事は美味しいんだけれども、なんとなくショボイ。朝と昼と夜とで食事の豪華さが異なるのは納得がいかない。同じ料金なのに。
クリームチーズとエビのスープが美味しかったけれど、こういう写真って難しいですね。
羽田から那覇まで2時間30分ですが、食前酒を楽しんで、ゆっくり食事をとって、コーヒーまで飲んでいたらあっというまに着陸態勢。もうちょっと飲みたいのに。
那覇からはカヌチャのシャトルバスで2時間。沖縄って広いですよね。チェックインしてすぐに和食レストランで沖縄そば。旨し。
しかしなんとも言えないダサさである。ロビーに入った瞬間、「あ、ムリかも」って感じてしまいました。スタッフの服装に統一感が無く、ごちゃごちゃと置物飾り物が多く、スタッフからは笑顔が感じられずメッシである。あ、メッシってのは「目が死んでいる」の略です。
ロビーだけで全てを判断するのもアレなので、滞在中は自由に使えるカートでリゾート内を探検。カートでぐるりと一周した10分弱でそれほど広いってわけじゃなかったです。カートいらん。
コンビニ的なお店にはなかなかきちんとワインを揃えてありました。

目玉のガーデンプール。うーん、なんとなく汚い。使わなくなったテーブルとかを重ねて端に置いていたり、ヒビ割れやシミをそのまま放置してあったりと、脇が甘すぎる。
ビーチも葉っぱやら木の枝やらが散乱。掃除しろ掃除。遊泳可能区域をフロートで小さく小さく区切っていたのがイマイチ感に拍車をかける。

部屋は広いんだけれども、なんとなく薄汚れてる。
ジャグジーは取ってつけたようなオモチャ。ぜんぜんブクブクしなかった。
1泊何万円も取るくせに、このアメニティの貧弱さは酷い。東横インのシャンプーみたい。
無駄に風呂場が広いのも意味不明。
ゴルフコースはさすがに美しい。
コース内を普通に散歩したかったです。
結婚式用のチャペル。リゾートでの結婚式って、新郎新婦とその友人の品は良くて、親族では血の繋がりが薄くなっていくにつれ下品になりますよね。じーさんばーさんおっさんおばはんあたりがレストランで騒いでて悲しくなった。
ご当地アイスとビール。ブルーシールってビッグディップなのかフォーモストなのかはっきりして欲しい。サーティーワンだのバスキンロビンスだの、アイス業界はほんとややこしい。

辺野古に沈む夕日。たくさんのゲストが浜辺でうっとりしていました。
さてさて夜の始まり。こうやって写真だけ見るとすっげーイケてるリゾートなのになあ。

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ラ パルムドール/名護

カヌチャのメインダイニング。カヌチャはシニアとキッズに優しいリゾートで、つまりそのいずれにも該当しない私は完全にアウェイ。喧騒を逃れるとしたら当レストランに来るしかありません。広い店内には我々を含め3組のみの客。自動的に窓際の席を用意して頂けました。
しかしなんとも言えないダサさである。アルミサッシと椅子のテカり具合と机の直角っぷりが原因?
前菜はニンジンのムースっぽいやつですが、量が少なすぎて良くわかりませんでした。
連れの前菜。エビとクスクス。「不味くはないけれども何の印象にも残らない」とのこと。
私はアグー豚のパテドカンパーニュ。よくもこんなに薄切りにしてくれたな。不味くはないけれども何の印象にも残りませんでした。
カブにこれまたアグー豚のベーコン。ベーコンはコクがあって美味しいけれど、いかんせん量が少なすぎる。
メインは仔牛のフィレ肉にフォアグラ、そして謎のパイ重ね。パイは完全に意味不明の食べづらいだけでした。しかしロッシーニとしてみれば中々美味しかった。量もしっかりある。
デザートについてもよくわからない。何このギョーザの皮を揚げたみたいなやつ。しけってるんですけど。

というわけで、不満です。まあリゾートのレストランなんてこんなもんでしょうか。毎晩毎晩数組しか客がいないんじゃ、やる気も出ませんよね料理人も。

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La Palme D'or
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