Ekebergrestauranten/Ekeberg

ムンクの「叫び」の舞台、オスロのエケベルグの丘に佇む一軒家レストラン。
マジで不安になるよね最寄駅がこれだと。
しかしレストランの敷地に入ると別世界。テラス席はこんなに素敵。ここでレースクイーンたちとバーベキュー合コンしたいなあ。
 テーブルからの景色。絶景なり。
トイレはノルウェー語か何かで、男と女がわからないので車椅子用を使わせて頂きました。
ウェイティングバーも広々。
ダイニングも広々。素敵空間。無駄に「さすが北欧」と感じてしまう。
私の前菜は魚のスープ。白身魚の量が300グラム近くあるのに、エビはみっつだけ。しゅん。
妻は前菜のつもりで注文したのにバケツ一杯分のムール貝。
ポテトがあるなんて聞いてない。
 私も手伝って全部食べたけどな。
妻はメインにサーモンのエッグベネディクトを注文したのですが、もはや卵が生卵に近く、ちょっとアレでした。サーモン自体はさすがノルウェー!と思ったのですが、我々が日常的に食べてるサーモンも、おそらくノルウェーからの輸入モノなんですよね。
私はエビのオープンサンド。このエビが、プリプリではなく、むっちりとした食感でおもしろかった。こっちで取れるエビってこんなカンジ?ただ、私はプリプリのほうが好き。あと、別に味に関係ないことなんですが、オープンサンドって、全然サンドじゃないですよね。

雰囲気は抜群。サービスもそこそこ。味はまずくはないですが、うまくもない。調理が雑なのが伝わってくる。素材と空間が悪くないだけに、惜しい。


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Grønbech & Churchill/Amaliegade(デンマーク)


コペンハーゲンのひっそりたした地域にあるミシュラン一ツ星レストラン。ここで、生涯忘れることは無いであろうディナーを経験して参りました。
お通しにアーモンド。周りにスパイス?不思議な味のする粉が振りかけられていてクセになる味。
非常にシャレオッティな内装です。キッチンが丸見えな間取りなのですが、そのキッチンが恐ろしくピッカピカで整頓されていて、この時点で期待大。シェフの経歴が気になったけど、ネット上の情報は全部デンマーク語でわからんちん。
炭酸水はボトルじゃなくて、炭酸水製造マッシーンからぶいーんって注がれていました。
パンは自家製。普通に美味しいパンなんですが、周りのコーティングがなんとも不思議な味。サイドにあるのはバターではなく、サワークリームを中心にごにょごよしたもので美味。
妻の前菜。オニオン1枚1枚にエビが入ってる。そしてその下に敷かれた謎の海草。。。味は良かったらしいですが、なんとも不気味な一皿。この時点で、私の中の「危ないレストラン」を知らせるサイレンが鳴り響く。
私はトマト尽くし。いろんな種類のトマトが盛られていて、それぞれすごく美味しいのですが、所詮トマト。これだけ食べれば飽きが来る。
もうトマト3ヶ月分食べたわ、と思った瞬間、出現する魚。美味しいけど手遅れ。私の口は既にトマト味で埋め尽くされているのである。
新たなパンが登場。後からわかったのですが、皿ごとに提供するパンが異なるのです。なんというこだわり。ちなみにこれはシナモンとかジンジャーとかの風味がしたけれど、実際に何かはわからない。
妻の前菜その2。緑の豆、白の豆のスープにたっぷりの塩味チーズケーキ、バニラ仕立て。 うおーーーーやっぱ危なすぎるこの店!誰か注意してやれ!妻は「死ぬほど別々に食べたい」とのこと。
私の前菜その2はジャガイモとキノコ祭り、ネコ娘仕立て。今にも襲いかかってきそう。肝心の味ですが、全然味がしません。ただ、ものすごく丁寧な調理が施されていることは伝わってくるので、もしかして自分がバカ舌なんじゃないかと不安になる一皿。
「内部は水分を保ったまましっとりと、外側はカリカリにした自信のパンです」の登場。それってただのフランスパンやんけええええ!と全力でつっこみたかったのですが、いやたぶんこれも私がバカ舌なだけかもしれない。
妻のメイン。アーティチョークと舌ヒラメ。つけあわせにサラダ。なんなんだこのゼルダの伝説みたいな皿は。「アーティチョークとサラダは感動的に美味しい。素材がものすごい。ただ、舌ヒラメは飽きまくる」とのことで、お魚の2切れのうち1切れは私が引き受けたのですが、1切れだけでもう嫌になるほどのポーションです。

私のメインはラム。これがとんでもなく美味しかった。一口食べただけでラムの旨みが口の中で大爆発。火入れも完璧。参りました。それにしてもこの色使い、ニコライ・バーグマンのアレンジメントを彷彿とさせますね。デンマーク人はこういう色合いが好きなのでしょうか。
しかしこのベリーについた肌色のパウダー。これがとんでもなくまずい。食べたこと無いけど馬糞に藁が混じったものを食べてるかのような味がします。ゲロ一歩手前。妻にも食べさせたらゲロ一歩手前。ふたり揃ってコペンハーゲンのミシュラン一ツ星店でゲロ一歩手前。
オェエラオェララレイェレーィイ!!!!

店員が話しかけてきてどうだったかとコメントを求められたのですが、「ベリーインタラスティング」としか言えませんでした。そしたら苦笑いの困り顔されました。

私のデザート。私と妻で異なるデザートのはずなのですが、店員の手違いで私のデザートと同じものが妻にも提供されてしまい、違うよと伝えると、なんと、私の分も妻の分も両方とも下げ、「大変申し訳ない。作り直し、同時にお出しします」とのこと。な、なんなんだこの意識の高さ!

普通のお店だと、
A:妻の分だけ作り直し、私にはそのまま食べてもらう
B:妻に「ああいいですよこれ食べますよ」という流れを期待する
のどちらかだと思うのですが、まさか全作り直しとは。。。
ちなみに私のデザートはヨーグルト味のアイスにスモモ、ホワイトチョコのタレと、これまでとは打って変わって普通のものでした。「何か出てくるのでは?」と、ここまで恐る恐るデザートを食べたのは初めてです。
そして満を持して登場、妻のデザートは「ミルクと蜂蜜のアイス、黄色と赤のニンジン添え」ギャフン!ぶったまげた!しかもニンジンを甘く煮詰めているとかそんなんでもなく、「これはただのニンジンである」とのことです。参りました。史上初じゃないでしょうか罰ゲーム以外で、しかも金とってこんな食べ方させるの。

参りました本当にありがとうございましたご馳走さまでしたお会計お願いします。支払いは、お会計マシーンにクレジットカードを差し、「画面にyes or no が表示されるから、チップを頂けるのであれば、yesを押し、続けてその金額を入力して下さい」とのこと、しかもその操作中、店員はずっと後ろ向きで、さらにいくらのチップが支払われたのかは全くわからない仕組みになっているのです。なんという見上げたプロ根性!あっぱれじゃ!

すごい店を経験しました。自分の味覚や想像力の底の浅さを痛感。シェフって一体何者?所々とんでもなく美味しいモノがあるので、実力は相当高いと思います。ただ、レベルが高すぎて一回転してしまったのか、とんでもなく不味かったり不気味だったり不思議ちゃんだったりすることもしばしば。そこにものすごい可能性を感じてしまう。

2011年にオープンしたばかりなのに星を獲得し、平日夜なのに全席予約だけで埋めてたから、おそらく現地ではとんでもなく話題のお店なのでしょう。わかる、わかるよデンマークの君たち。怖いもの見たさなんだろう?ただ、こういうお店は確実に大化けするので、今後が本当に楽しみ。三ツ星を取りかねない。3年後にまた来たいです。ただもう二度と来たくありません。

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Grønbech & Churchill
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Søren K/Søren Kierkegaards Plads(デンマーク)


コペンハーゲンの王立図書館内にあるレストラン。
図書館のレストランでこんだけオシャレってどんだけー。
ランチなので2皿のみ。周りのお客さんはガブガブワインを飲んでます。ザリガニちゃん。ものすごく味の濃いエビと考えて下さい。味付けが濃いんじゃなくて、味が濃いね。食材そのものの味がしっかりしてる。
メインはラム。高級店じゃないため、食材の質に限界はあるものの、とても美味しく調理されていました。これだけ美味しくローストされて、羊も幸せじゃろう。ベリー使いとその色合いはさすが北欧といったところ。これにパンをちょこちょこと食べれば十分おなか一杯です。

ものすごく満足。デンマーク人は公共機関にこんなに美味しいレストランが入っていて幸せだ。日本の公共機関の食堂はまずくて当然で客もみんなあきらめているけど、なんとかしたいですな。確実に集客は見込めるから、結構なビジネスチャンスだと思うんだけど。

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Soren K
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Visrestaurant de Visscherie Brugge/Brugge

ベルギーはフレンチのレベルが高く、『フランスで美味しいレストランを尋ねると「ベルギーに行け」と言われる』という冗談もあるほど。なので、せっかくブルージュに来たのだから、ブルージュ一の三ツ星レストラン、De Karmelietに行くと決めていたのですが、なんと私が訪問する日から夏季休暇に入るとこのこと。あうー。
仕方なしに(←失礼)次に評判の良い当店にお邪魔することになりました。


ベルギーなんだからやっぱビールだよねん。お任せしたら最初にコレ。うまい。ラベルからしてうまい。ただ、アルコール度数が高いのか、いきなり酔いを感じます。

パンはザクザクした食感で好きなタイプ。
フォークの形がかわってる。
アミューズにパプリカのムースと魚介のマリネ。いきなり美味しいなあ。魚介の味がしっかりあって、パプリカの爽やかさがひゅるるるるー。
白身魚にオランデーズソース(バターに卵黄)。シンプルな調理ですが文句なしにうまい。
お次は黒いビール。コクがある。
ブイヤベース。非常に濃厚。この中にエビ何匹分のエキスが…。参りました。

メインはちょっとがっかり。また白身魚にオランデーズソースかよ!申し訳程度にアメリケーヌソース(甲殻類のエキスのソース)が添えられてましたが、味が薄い。さっきのブイヤベース持ってこいや!
デセールにチョコムース兼イチゴのスープ。ベリー尽くしで途中で飽きた。妻は絶賛してたので、好き好きですね。
ミニャルディーズもたっぷりと。こういうイチゴミルクってなんかうれしい。

魚市場のすぐ近くにあるシーフードレストランなので、魚介類づくしなのはあたりまえですが、やっぱりメインには肉が食べたい…。たぶん、白身魚を連チャンで出されたのが心証を悪くしたんだとだと思います。やっぱかぶっちゃいかんよな。せめてロブスターとかにして欲しかった。

観光客で溢れかえるブルージュの中で、地元客がオシャレして来るようなお店なのですごく貴重。雰囲気もすごく良いし、また来たい。でも次はやっぱDe Karmelietに行きたいな。

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