レストラン リューズ/六本木

六本木ロブションのシェフが独立したお店。スタッフごとごっそり移ったんですって。かといってロブションの会社(ピザーラのフォーシーズ)と関係は良好とのこと。
スモークサーモンの何か。本日一番のお皿です。普段スーパーでサーモン買ってもトラウトサーモン(マス)ばっかりだから嬉しい。おかわりだ!

カニやハーブなどのミルフィーユ。トマト味が強すぎでカニが完全に負けてる。カニミソとかでもっとコクを出すか、いっそ命名を「トマトの~」にしたほうが良いと思います。
ラム。王道に美味しい。こういうキレイな断面で出されるとテンションあがる。

デセールはやや弱め。スイーツ男子の私としては物足りない。

カウンター席から調理してるところが全て見えるので楽しいです。大バコのグランドメゾンは分業制で誰が何を作ったのか全くわかりませんが、こういう小さいお店で料理人の顔が見えるってのは良いですね。若い子がサラマンダー(色々焼く器械)と格闘しているのが微笑ましかった。

平日夜だったからか、超ガラガラでした。が、今後盛り上がってくるでしょう。たぶん今年ミシュラン一ツ星ぐらいは取るはずです。

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MODERN Catalan SPANISH "Bikini"/赤坂

赤坂サカス。最寄駅が10個ぐらいあります。
イベリコ豚生ハムと
一口タパス10点盛り。色々食べることができて楽しい。
マグロの何か。普通でした。
最高級イベリコ豚の何か。悪くは無いのですが、特に印象も無い。
パエリア。これも普通。
デザートはなかなか美味しかった。

結局、最初のイベリコ豚の生ハムが一番美味しかったです。なんとなくテンションが低い記事ですが、実はこの店結構好きだったりします。週末だとすごく空いている。客層がヤッピーな雰囲気。合コンで知り合ったOLと初デートとかで来るのに最適。

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モダンカタランスパニッシュ ビキニ

石かわ/神楽坂

私の感覚では、和食ってフレンチに比べると技術がどーのこーのじゃなくて、素材で9割方勝負アリみたいなところがあって、つまりはある程度の支払いを覚悟しないとまともなモノは食べれない、なんですね。さらに、水商売同伴の不動産王がタバコをふかしながら常連ヅラでガハハハだったり、ヘンに店員が居丈高だったりして、あまり満足した経験が無いのです。

恐らく今回も負け戦になるだろうと覚悟を決めて、行って来ました、神楽坂石かわ。ミシュラン3つ星。
鰻の炭火焼。イイネ。蒸しはあんま好きじゃないのでタイプ。
ハモは印象無し
松茸と甘鯛。香りが素晴らしい。
平目。よこっちょの海苔がうまかった。
蒸しアワビとそのキモ。ものすご大ぶり!キモが最高!
太刀魚の焼き。香ばしくて素敵。ナスがとろとろ。
里芋とモモとウニと何かのゼリー。本日一番の一皿。フレンチみたいな調理です。
牛なべは味付けが濃すぎ。繊細な判断が難しかった。
〆のお食事は量がたっぷり。
食べきれない分はおにぎりにして、お土産としてくれました。
デザートの黒糖ソルベが実に美味しい。

大将は全然エラそうじゃなくて、親戚の気さくなおっちゃんのようです。普通の飲食店を真面目にやってるのに、ミシュランが騒ぎ立ててめんどくさい客が増えた、ぐらいに思ってそう。

やはり客層が特殊ですね。隣の海外からの接待客は「今日は石かわ、明日は水谷、来週はハジメ(全て3つ星)に行くんですよ~。ハジメは去年も行ったんですけど、ほんとに美味しいですよ~」と大将に自慢し始めて、大将が対応に難儀していました。今から自分ちのゴハン食べさせるってのに、他の店の話始められてもねえ。「会社のカネでスタンプラリーして自慢するんじゃねぇ!」と、怒鳴ってやろうかと思いましたが、ゲストの外人もつまんなそうにしてたので、色々と気の毒な会食です。どっちの接待だか。

隣の隣の同伴客は水商売の女性と店で待ち合わせて、着いた瞬間「ルイロデレール(ドンペリみたいなもん)をフルボトルで!」と大変景気がよろしい。2人で飲みきれるの?余るなら手伝うけど?と思ってたら、一気に飲み干し、続いて日本酒にもバンバン突入。憧れる。

個人的に瞬間最大風速としてはそれ程でもなく、どれもこれも安定して美味しい、という感想ですが、連れは大絶賛してたので、料理っておもしろい。

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神楽坂 石かわ